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2012年1月12日 (木)

米コダック、フィルム部門が消滅 組織改革を発表

米映像機器大手イーストマン・コダックは10日、現在3つある事業部門を2つに集約したと発表した。傘下の事業は「法人向け」と「消費者向け」の2つの部門に分割。100年以上にわたり、同社の主軸を担ってきた「フィルム部門」は消滅した。

同社は、デジタルカメラ時代への対応が遅れ、約4年間にわたり最終損益が赤字状態。経営改革の出遅れが市場では嫌気され、昨年末に株価が1ドルを下回った。組織改革の計画が報じられた10日、株価は終値ベースで前日比50%上昇し0.60ドルで引けた。同組織改革は、1月1日付で実行済みという。

という日経の記事が出た後にロイターからは

改編によりコダックの事業部門は、フィリップ・ファラシ共同社長が率いる法人向け部門と、ローラ・クアテラ共同社長率いる消費者向け部門の2つとなり、旧フィルム・写真現像・エンターテインメント部門は分割された上で両部門に吸収される。

いきなり終了というのでは、なく徐々になくなっていくようだ。

個人的には昨年の引っ越し時にフィルムスキャナーを友人にさしあげた。モノクロフィルムをスキャナーにかけても焼いた写真の諧調を出すのが無理だと判断したからだ。友人のHさんも年末、中判、ロモ、35mmを全部売却。冷蔵庫の保管していたフィルムを全部を他の友人に さしあげていた。

フィルムの需要の大半は写真用でなく映画などに使われるシネフィルムだ。その映画用も4Kカメラが大幅に安く今年から出荷され需要もほとんど期待されない。今回の結果も昨年から見えていたものだ。

写真にとっていえば、フィルムの楽しさは暗室作業だった。引き伸ばして現像液の中で浮き上がってくる印画紙に写る画像は魔法のようにみえた。暗室作業もできない環境になって一眼レフもライカもフルサイズデジタルになった今、フィルムはまったく必要なくなった。モノクロームをきちっと諧調よくプリントしてくれる写真店すらなくなっている。

暗室作業が大好きで写真部の予算1年分を2か月で使い切った自分ですらフィルムが必要としなくなったのだから。そういう時代なんだなと思う。

(H山口さんのモノクロ写真は本で見ても素晴らしかった。フォコマートで引き伸ばしたプリントを慎重にスキャンして印刷されているのではないかと思う。)

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