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2012年5月11日 (金)

ライカ Mモノクロームとアポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH

M_50f2 本当に発表されましたモノクローム専用のボディ、Mモノクローム。なぜモノクローム専用なのかと思う人もいると思います。自分のデジタルカメラでも加工すればいいじゃん、カラー撮れないなら不便じゃんって人もいらっしゃるか。通常のデジタルカメラは色情報をなくしていっただけでカラーフィルターを通して撮影されているので疑似的なモノクロなのです。もっと中途半端なのが流行りの「彩度落とし」の写真。一見かっこいいのですが色を元に戻したり、疑似モノクローム化するとたいした写真じゃないことが多いのです。デジタルが普及してもなおフィルムカメラで撮影しているプロカメラマンが多いのはモノクロームのトーンが出ないからという意見を耳にいたします。この前のプロのセミナーでも「色が合わないからモノクロにしてきた」というアマチュアカメラマンが、いかに多いことかという話が出ました。フィルムから始めた方はモノクロで撮るか、カラーで撮るか選択し、それに合わせてフィルターを選び被写体を選び露出を選び印画紙の号数を選ぶ作業があったのですな。

このMモノクロームは、なんとカラーフィルターを取ってしまったのです。レンズからの画像をそのまま記録する為にローパスフィルターまで取ってしまったライカですからね。D800Eのように「効き」をキャンセルしたのでは、ないのです。カラーフィルターを取ったことによりリアルモノクロームの写真が撮れるようにしたのですね。

Img22742

もちろんフィルターが、ないってことは、、、、レンズがしっかりしていないと良画像が得られません。90年代から始まったASPH(非球面)化の最後に、ズミクロン50mmf2ASPHが発表されました。ライカにとっての一番ポピュラーなレンズの高画質化です。

旧(現行)ズミクロン50mmf2と比べるとMTF値でこれだけ違います。

50mmf2

50mmf2asph

MTFの簡単な見方は35mmフルサイズの対角の長さは約46mm。中心からの半径の長さは約23mmです。外側の23mmに向かって赤い線が100%に近づくほど良画像が得られます。これで見ると新しいズミクロン50mmf2ASPHの性能がすさまじく向上しているのがわかります。ただし「レンズの味わい」という点は、数字に出てこないものでもあります。ライカのレンズはガラス素材そのものが違います。大抵の方が持ってみるとその重さに驚きます。真鍮で出来た筒だけでなく比重の高い素材を使用しています。だからこんなに高額になってしまうのです。

まあ良いレンズに良いボディを購入したからといって写真がうまくなるもんじゃないし、今、持っているプリンターはモノクロインクは一色しかないので諧調も出ないでしょうね。モノクロームにこだわったプロは買ってしまうんだろうね。

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コメント

発表会で触ってきましたが
想像以上に良い印象でした。

アポズミクロンもMTFから想像される通り、
というかそれ以上かも…

あとはお値段ですねえw

投稿: ふくいのりすけ | 2012年5月16日 (水) 18時43分

Mモノクローム良いですね
デジタルのモノクロ写真はどうしても嘘っぽくなりがちです
魚住さんと話したのですが色が合わなくて彩度を落としたり、モノクロ化してしまうことが多いらしいです
モノクロを撮るのだったら最初からそういう写真を撮りに行けとおっしゃっておりました
銀塩の頃は今日のフィルムはどうしようか、モノクローム用にした時フィルターの色はどうしたら表現できるだろうかと考えたものです
ライカが決断した回答だと思います

投稿: Y KUROKAWA | 2012年5月17日 (木) 08時32分

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